まんじゅうって気が張らない食べ物の代表格だ。ありがちで味も少し貧乏くさい。
不思議なものだ。嫌いじゃないのにこんなに気が張らない。
本八幡にできた和ふ庵は、愛しくなるまんじゅうである。
一個十円。めちゃめちゃ小さい。でもアンコはしっかり詰まって、皮もモチモチしている。一口食うと、スナックを食うようにどんどん食べてしまう。あれは怖い。十個なんてあっという間だ。でも百五円。安すぎる。おかしいって。
一点集中型の店はブームが去ると閑古鳥が鳴きやすい。この店もそんな雰囲気がプンプンする。だけど、長く続いてほしいなぁ。